O脚
O脚とは、どのような状態なのでしょうか?
両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないものです。
簡単に言うと、左右の足首をつけて立った時に膝がくっつかない状態です。
今回はO脚について、原因や改善方法について紹介していきます。
目次
脚の種類脚の原因
脚のストレッチの仕方
まとめ
O脚の種類
O脚といっても要因によっていろいろなパターンがあります。
・骨が変形したO脚・・・・両足の足首をつけて立った時に太ももと膝が離れたまま、膝から下の骨が外側に湾曲してしまっている状態。
・股関節の歪みがあるO脚・・・・股関節(脚の付け根の部分)の内側へのねじれてO脚になっていて、膝、足首のねじれも大きく関係している状態。
・膝下O脚・・・・太ももや膝はくっついていますが、膝より下にすきまができます。スネの骨(脛骨、腓骨)のねじれが関係する状態。
・XO脚・・・・両足の膝はくっついているが、股下と膝下が開いていて、膝が内側を向いている。
お尻が横に広がっていて、太ももが太くなりやすい状態。
脚のアライメントが正常であれば、股関節→膝関節→足関節が一直線状にあり、体が安定します。
O脚になってしまうと、関節のアンバランスな負荷がかかる為に、関節の周りの組織が伸ばされたりして、骨や軟骨の変性に繋がっていきます。
O脚の原因
O脚になってしまうのはなぜでしょう?
生まれてから2歳くらいの時の膝は生理的にO脚になっています。
生まれたての赤ちゃんが仰向けになっているのをみるとよくわかりますが、かなりのO脚です。
赤ちゃんが歩き始めると、徐々に生理的X脚傾向になっていきます。2歳~6歳ぐらいですね。
さらに、成長に従って筋力が付いてくると、徐々に脚の状態は安定して7歳ぐらいで成人の脚と同じ形態に近づきます。
生理的なO脚は左右対称に見られ、痛みや機能障害は見られるようなことがありません。
また、自然に改善するものなので、あまり心配することはありません。
また、自然に改善するものなので、あまり心配することはありません。
1.骨盤の歪み
O脚の原因で、よく聞くのは骨盤の歪みだと思います。いろいろとネットでも情報が多くあります。
正確に言うと、骨盤の後傾(骨盤が後ろに傾く)がO脚にとても関係があるんです。
例えば、立った状態で背筋を伸ばして膝を付けた状態から、背中を丸めて骨盤を後ろに傾けてみてください。
自然に膝が開いていくのを実感できると思います。骨盤が後傾することで、O脚のリスクが高くなってしまいます。
2.不良姿勢
長時間のデスクワークで同じ姿勢をとっていると、大腰筋が緊張して固くなります。
大腰筋は腰の骨から股関節のほうに付着していて、お腹の方を通っています。
その大腰筋が固くなると、股関節を引っ張ってしまう為、股関節が外旋(外側に開く)しやすく、O脚のリスクが高くなってしまいます。
その大腰筋が固くなると、股関節を引っ張ってしまう為、股関節が外旋(外側に開く)しやすく、O脚のリスクが高くなってしまいます。
3.立ち方や歩き方
歩幅が狭い人や、足の母指球(足の親指の付け根の膨らんだ所)に力を入れて立っていない場合、脚の内側の
筋力が低下しやすく、O脚のリスクが高まってしまいます。
4.脚の筋力低下
脚の筋力低下もO脚のリスクを高めてしまいます。太ももの外側の筋力が強くて、内側の筋力が弱い場合に
太ももが外側に引っ張られるために、O脚のリスクが高くなります。
5.足のアーチの崩れ
足裏には3つの足底アーチがあって、縦に2つ横に1つ地面からの衝撃を和らげて膝や腰の負担を軽減する
役割のある部分があります。
そのアーチの構造が崩れてしまうと、脛骨(スネの骨)がねじれたり弯曲したりして、足の上の部分に影響が
出てきます。
そうなると、O脚のリスクも増えてしまいます。
6.間違った靴選び
足にあっていない靴が、O脚のリスクを高めます。外側がすり減っている靴を履き続けていると、
重心が外側にかかり、足裏のアーチの崩れの原因になり、O脚になる可能性がでてきます。
O脚改善ストレッチ
1.膝の曲げ伸ばし①
・踵を付けてつま先を開いた状態で立ちます。
↓
・膝を少し曲げた状態から、膝と膝をくっつけます。
↓
・膝が離れない状態で、膝の曲げ伸ばしをします。
↓
・太ももの内側を使いながら、膝の外側やふくらはぎの外側の伸びを感じます。
2.膝の曲げ伸ばし②
・つま先を付けて踵を開いた状態で立ちます。
↓
・膝を少し曲げた状態から、膝と膝をくっつけます。
↓
・膝が離れない状態で、膝の曲げ伸ばしをします。
↓
・太ももの内側を使いながら、膝の外側やふくらはぎの外側の伸びを感じます。
3.大腰筋・腸腰筋・太もも前のストレッチ
・片方の足を大きく前に出して踏み込みます。反対側の脚は膝下を伸ばして、足の甲を床につけます。
↓
・後ろの脚の膝をさらに後ろに引く。この時に、手でお尻を押して腰を前に押し出すイメージでストレッチする。
↓
・さらに伸ばしたいときは、両腕を上げて膝をついている反対側に上半身を倒すようにストレッチする。
まとめ
O脚といっても、いろいろなパターンがあります。
骨の変形や膝下だけがO脚になっているなどさまざまです。
骨の変形や膝下だけがO脚になっているなどさまざまです。
脚の形は、今までの日常生活のクセが大きく関係していて、姿勢の問題や歩き方が影響しています。
ちゅ楽では、脚の形にお悩みの方もご来店しています。
ご自身の脚の形にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ご自身の脚の形にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
無理な矯正や脚を縛ってするようなO脚矯正はしませんのでご安心ください。