腰痛
腰痛は、男性では1番目、女性でも肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状で、その数は増加傾向にあります。
直立二足歩行で歩く人体の構造上、腰痛は人類の宿命とも言われており、大変負担が掛かりやすい部位でもあります。
また、機能的・解剖学的にも他の部位との関連性が強く、さまざまな原因が考えられています。
また、機能的・解剖学的にも他の部位との関連性が強く、さまざまな原因が考えられています。
目次
・腰部の解剖学・なぜ腰痛になるのか?
・日常生活での予防
・まとめ
腰部の機能解剖学
腰痛の原因の前に簡単な機能解剖学から書いていきますね。
腰部でまず構造的に重要なのが脊柱です。
脊柱には上半身を支えるための支持性と体幹の自由度を保証する可動性が求めらえます。
このバランスが崩れると腰痛になります。
このバランスが崩れると腰痛になります。
また、脊柱には脊髄や神経根も存在するため、それらを保護する役割があります。
成人の脊柱はS字状に弯曲しています。
頸椎に前彎(前に出っ張る)、胸椎に後彎(後ろに出っ張る)、腰椎に前彎があるのが正常です。
脊椎がS字にカーブしていることで、姿勢のバランスを保ったり、体を動かしたり、運動による衝撃や筋肉の負荷を緩和したりすることができるのです。
また脊柱のしなやかなS字のカーブや直立姿勢は、腹筋や背筋などの多くの筋肉や靭帯によって支えられていて、脊柱や骨盤の動きに伴い増減し、バランスを保っています。
よって、脊柱の生理的弯曲の異常を観察することは非常に大切です。
その脊柱は、椎骨という26個の骨が連結したもので、上から頸椎(7個)、胸椎(12個)、腰椎(5個)、仙骨、尾骨に分かれていて、骨盤に連結しています。
頸椎の上には頭蓋骨があり、胸椎には肋骨がついています。
椎骨と椎骨との間には、柔らかいクッションのような
「椎間板(ついかんばん)」がはさまっています。
この椎間板が薄くなってしまうことも腰痛を引き起こします。
脊柱の自然なS字カーブ(=生理的彎曲)を常に保つことが腰痛の
根本的治療法であり、また予防法でもあります。
なぜ腰痛になるのか?
正常な脊柱はS字にカープしており、それによって運動機能や体を支えています。
・反り腰 (でっ尻など、腰の前湾カーブが反りすぎ)
・まっすぐ腰(平背など、腰の前湾カーブが平らすぎ)
などのように、本来あるべき自然なS字カーブが歪んでしまうと、姿勢を保ったり体を動かすことに無理が生じてくるため、様々な部位に余分な負荷がかかり、腰痛を引き起こしてしまいます。
原因としては姿勢の悪さや不適切な日常の生活動作習慣などがあります。
日常生活の姿勢や動作は、筋肉への負担を大きくし、筋肉疲労などがでてきます。
そのことで、腰周りの血行循環が悪くなり、腰痛を悪化させます。
きつい下着や肥満による血管の圧迫もよくありません。
そのことで、腰周りの血行循環が悪くなり、腰痛を悪化させます。
きつい下着や肥満による血管の圧迫もよくありません。
他にも、歩くのが少なくなった・座る事が多くなったことによる影響です。
私達が日常よく行う座ったり、中腰になったり、自動車を運転したりする姿勢は、腰椎の構造的にあまり向いていないのです。
しかし、現代の生活といえば、PCの普及に伴いデスクワーク人口の増加や車社会、建物にはエレベーターやエスカレーター、子供達は外で遊ぶ事が減り学校や塾通いで座りっぱなし。
長時間イスに座ったり自動車を運転する時間が増えることで腰への負担は増え、またS字カープなどの直立時の姿勢へも悪影響を及ぼします。
そして殆んど歩くことのない生活では、姿勢を支えるべき筋力が衰え、正しい姿勢は保てなくなり椎間板や靭帯などへも負荷が加わり続ける・・・
という悪循環に陥っています。
という悪循環に陥っています。
このようにして、腰痛ができあがってしまうんです!
変形性股関節症
股関節が硬くなって動きが悪い、
立っていると股関節が辛くなる、
股関節を動かすと音が鳴る、
立っていると股関節が辛くなる、
股関節を動かすと音が鳴る、
股関節に違和感を感じる方は多くいらっしゃいます。
股関節の違和感がどんどん進んでしまい、痛みに繋がってしまう「変形性股関節症」について紹介していきます。
股関節の構造
太ももの付け根にあるのが股関節です。
骨盤の一部である寛骨臼(かんこつきゅう)の臼蓋(きゅうがい)という受け皿に丸い大腿骨頭がすっぽり収まる構造をしています。
骨盤の一部である寛骨臼(かんこつきゅう)の臼蓋(きゅうがい)という受け皿に丸い大腿骨頭がすっぽり収まる構造をしています。
臼蓋と大腿骨頭の表面は、それぞれ2~3ミリの軟骨に覆われていてツルツルです。
その周りには、関節包という袋に包まれていて、中には少量の関節液が入っています。
関節液は、関節軟骨に栄養を与え、運動時には潤滑油として作用します。
関節液は、関節軟骨に栄養を与え、運動時には潤滑油として作用します。
本来、正常な股関節はこのような構造で、曲げたり伸ばしたり開いたり閉じたり、回したりなどの動きがスムーズにできる関節なんです。
変形性股関節症とは
変形性股関節症は、大腿骨(太ももの骨)と骨盤の間にある軟骨がすり減り、炎症や痛み、変形といった症状を引き起こす進行性の病気です。
骨と骨の接合部のズレが、軟骨の状態を悪化させ関節軟骨の変性・破綻が起こり更にそれを修復する反応が同時に起きている状態で、すり減ったり過剰な骨ができたりしてすり合わせに不具合が生じて関節が変形します。
症状は、痛み、股関節の動きの制限、跛行などがあります。
発症すると加齢とともに徐々に悪化していきます。
発症すると加齢とともに徐々に悪化していきます。
また、女性に多い病気であることも特徴のひとつです。
痛みや違和感が現れる主な部位
股関節の痛みや違和感は、カラダの前面の「鼠径部」だけでなく、背面の「おしりの上部と下部」、側面の「おしりの横」にも痛みがでます。
また、前面だけでなく背面も痛いとか前面と側面が痛いとか、複数個所で痛みがでることも多いです。
変形性股関節症の原因
変形性股関節症の原因は、大きく分けて2つに分類されます。
・一次性
明らかな原因がわからなくて関節が損傷していくもの。
これは、関節軟骨の細胞が老齢化して、しっかりと働かなくなったためと考えられています。
欧米では、この一次性がが大半を占めます。
これは、関節軟骨の細胞が老齢化して、しっかりと働かなくなったためと考えられています。
欧米では、この一次性がが大半を占めます。
・二次性
何らかの病気やケガが原因でおこります。
日本では、この二次性が大半を占め、先天性股関節脱臼の治療後や、発育期に生じる臼蓋の発育不全、すなわち先天性の臼蓋形成不全に由来するものが多く、全体の90%を占めています。
寛骨臼の発育が不十分で骨頭を十分に覆うことができないため、一部の軟骨に負担が生じ、傷みやすくなるというわけです。
先天性股関節脱臼も臼蓋形成不全も圧倒的に女性に多いため、変形性股関節症は女性に多くみられます。
【先天性股関節脱臼とは】
原因は解明されていませんが、生まれつき股関節が脱臼している、子宮内での異常姿勢、遺伝的素因などが考えられています。最近は、発生率が減少しています。
【臼蓋形成不全とは】
臼蓋(股関節の屋根の部分)の不完全な発育により大腿骨頭への被りが浅い状態で、先天性股関節脱臼に起因するものと、成長期に臼蓋の発育が正常に進まない後天的なものとがあります。
変形性股関節症は進行性
変形性股関節症は進行性であるため、4つのステージを経て進行します。
「前股関節症」→「股関節症初期」→「股関節症中期」→「股関節症後期」
・前股関節症・・・画像検査では軟骨に損傷が見られず、関節内の隙間も保たれているが、本人には違和感がある。
・股関節症初期・・・反対側の股関節に比べ、軟骨が若干損傷したり隙間が少し狭まって違和感や痛みが出ます。
・股関節症中期・・・軟骨がすり減って隙間が狭くなっていくために関節の動く範囲も狭まって骨嚢胞や骨棘ができることもあります。
・股関節後期・・・軟骨の損傷が激しく、骨と骨との隙間がほぼ消失。日常生活中の“普通の動作”が困難になる
変形性股関節症に対する運動・ストレッチ・筋肉ほぐし
変形性股関節症の予防や改善には、運動やストレッチ、筋肉ほぐしが効果的です。
1.お尻ほぐし
①中殿筋の位置にテニスボール(スーパーボール)などを当てる。
②ボールの位置がズレないように注意しながら、体重をかけ横向きに寝そべる。
③カラダを揺らしながら中殿筋をほぐしていく。
*中殿筋は、お尻の上部・左右・斜め後方の位置にあります。お尻の一番外側の大きな筋肉(大殿筋)の奥にある。
中殿筋の奥には、小殿筋という筋肉もあります。
2.股関節ストレッチ
①左右の足の裏を合わせる。
②左右の足を外側へ少しずつ広げる。
③両膝を床につけるように小刻みに揺らす。
*両手で足を持つ場合もありますが、股関節のつまり感が増幅する可能性があるので股関節に問題が
ある方は、両手はカラダの後方についたほうがいいです。
3.お尻上げ運動
①膝を立てて、仰向けになります。
②お尻を床から浮かせて、お尻に力を入れます。
*お尻の穴を締めるようにすると効果が上がります。
まとめ
変形性股関節症は、股関節の軟骨がすり減り、炎症や痛み、変形といった症状を引き起こす進行性の病気です。
股関節は、とても自由に動かすことができる関節です。
日頃からお尻や股関節周りのストレッチを心がけましょう!
日頃からお尻や股関節周りのストレッチを心がけましょう!
O脚
O脚とは、どのような状態なのでしょうか?
両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないものです。
簡単に言うと、左右の足首をつけて立った時に膝がくっつかない状態です。
今回はO脚について、原因や改善方法について紹介していきます。
目次
脚の種類脚の原因
脚のストレッチの仕方
まとめ
O脚の種類
O脚といっても要因によっていろいろなパターンがあります。
・骨が変形したO脚・・・・両足の足首をつけて立った時に太ももと膝が離れたまま、膝から下の骨が外側に湾曲してしまっている状態。
・股関節の歪みがあるO脚・・・・股関節(脚の付け根の部分)の内側へのねじれてO脚になっていて、膝、足首のねじれも大きく関係している状態。
・膝下O脚・・・・太ももや膝はくっついていますが、膝より下にすきまができます。スネの骨(脛骨、腓骨)のねじれが関係する状態。
・XO脚・・・・両足の膝はくっついているが、股下と膝下が開いていて、膝が内側を向いている。
お尻が横に広がっていて、太ももが太くなりやすい状態。
脚のアライメントが正常であれば、股関節→膝関節→足関節が一直線状にあり、体が安定します。
O脚になってしまうと、関節のアンバランスな負荷がかかる為に、関節の周りの組織が伸ばされたりして、骨や軟骨の変性に繋がっていきます。
O脚の原因
O脚になってしまうのはなぜでしょう?
生まれてから2歳くらいの時の膝は生理的にO脚になっています。
生まれたての赤ちゃんが仰向けになっているのをみるとよくわかりますが、かなりのO脚です。
赤ちゃんが歩き始めると、徐々に生理的X脚傾向になっていきます。2歳~6歳ぐらいですね。
さらに、成長に従って筋力が付いてくると、徐々に脚の状態は安定して7歳ぐらいで成人の脚と同じ形態に近づきます。
生理的なO脚は左右対称に見られ、痛みや機能障害は見られるようなことがありません。
また、自然に改善するものなので、あまり心配することはありません。
また、自然に改善するものなので、あまり心配することはありません。
1.骨盤の歪み
O脚の原因で、よく聞くのは骨盤の歪みだと思います。いろいろとネットでも情報が多くあります。
正確に言うと、骨盤の後傾(骨盤が後ろに傾く)がO脚にとても関係があるんです。
例えば、立った状態で背筋を伸ばして膝を付けた状態から、背中を丸めて骨盤を後ろに傾けてみてください。
自然に膝が開いていくのを実感できると思います。骨盤が後傾することで、O脚のリスクが高くなってしまいます。
2.不良姿勢
長時間のデスクワークで同じ姿勢をとっていると、大腰筋が緊張して固くなります。
大腰筋は腰の骨から股関節のほうに付着していて、お腹の方を通っています。
その大腰筋が固くなると、股関節を引っ張ってしまう為、股関節が外旋(外側に開く)しやすく、O脚のリスクが高くなってしまいます。
その大腰筋が固くなると、股関節を引っ張ってしまう為、股関節が外旋(外側に開く)しやすく、O脚のリスクが高くなってしまいます。
3.立ち方や歩き方
歩幅が狭い人や、足の母指球(足の親指の付け根の膨らんだ所)に力を入れて立っていない場合、脚の内側の
筋力が低下しやすく、O脚のリスクが高まってしまいます。
4.脚の筋力低下
脚の筋力低下もO脚のリスクを高めてしまいます。太ももの外側の筋力が強くて、内側の筋力が弱い場合に
太ももが外側に引っ張られるために、O脚のリスクが高くなります。
5.足のアーチの崩れ
足裏には3つの足底アーチがあって、縦に2つ横に1つ地面からの衝撃を和らげて膝や腰の負担を軽減する
役割のある部分があります。
そのアーチの構造が崩れてしまうと、脛骨(スネの骨)がねじれたり弯曲したりして、足の上の部分に影響が
出てきます。
そうなると、O脚のリスクも増えてしまいます。
6.間違った靴選び
足にあっていない靴が、O脚のリスクを高めます。外側がすり減っている靴を履き続けていると、
重心が外側にかかり、足裏のアーチの崩れの原因になり、O脚になる可能性がでてきます。
O脚改善ストレッチ
1.膝の曲げ伸ばし①
・踵を付けてつま先を開いた状態で立ちます。
↓
・膝を少し曲げた状態から、膝と膝をくっつけます。
↓
・膝が離れない状態で、膝の曲げ伸ばしをします。
↓
・太ももの内側を使いながら、膝の外側やふくらはぎの外側の伸びを感じます。
2.膝の曲げ伸ばし②
・つま先を付けて踵を開いた状態で立ちます。
↓
・膝を少し曲げた状態から、膝と膝をくっつけます。
↓
・膝が離れない状態で、膝の曲げ伸ばしをします。
↓
・太ももの内側を使いながら、膝の外側やふくらはぎの外側の伸びを感じます。
3.大腰筋・腸腰筋・太もも前のストレッチ
・片方の足を大きく前に出して踏み込みます。反対側の脚は膝下を伸ばして、足の甲を床につけます。
↓
・後ろの脚の膝をさらに後ろに引く。この時に、手でお尻を押して腰を前に押し出すイメージでストレッチする。
↓
・さらに伸ばしたいときは、両腕を上げて膝をついている反対側に上半身を倒すようにストレッチする。
まとめ
O脚といっても、いろいろなパターンがあります。
骨の変形や膝下だけがO脚になっているなどさまざまです。
骨の変形や膝下だけがO脚になっているなどさまざまです。
脚の形は、今までの日常生活のクセが大きく関係していて、姿勢の問題や歩き方が影響しています。
ちゅ楽では、脚の形にお悩みの方もご来店しています。
ご自身の脚の形にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ご自身の脚の形にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
無理な矯正や脚を縛ってするようなO脚矯正はしませんのでご安心ください。
坐骨神経痛
最近、カラダのしびれについて、TVの番組などで取り上げられることが多くなりました。
お客様の中にも、腕や足にしびれを感じる方は多いかと思います。
しびれと一言でいってもその症状は多様です。
痛みやピリピリする感じ、熱い・冷たいといった感覚、また感覚の鈍さなどがあります。
目次
坐骨神経痛とは?坐骨神経の症状
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛に対するほぐし・運動・ストレッチ
まとめ
坐骨神経痛とは?
「坐骨神経痛」とは、病名ではなく下肢にあらわれる症状の総称で、坐骨神経の通り道の何処かで圧迫や締め付けが起こった時におしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。
坐骨神経痛について、まず神経とはなにか簡単に説明します。
神経は大きく2つの種類に分けられます。
脳やせき髄など体に色々な命令を出す中枢神経と、
脳やせき髄など体に色々な命令を出す中枢神経と、
その命令を伝える末梢神経があります。
この末梢神経が圧迫されたり、怪我等により傷ついた時に体にしびれが生じることがあります。
末梢神経はせき髄から体中にのびていますが、圧迫を受けやすい箇所がいくつかあります。
神経は長い時間圧迫を受け続けると傷ついてしまいます。
傷ついた神経は過敏に反応してしまい、少しの刺激でも痛みやしびれを感じる事が多くなってしまいます。
特に2ヶ所以上同時に傷ついた場合では症状は強くなりやすいです。
傷ついた神経は過敏に反応してしまい、少しの刺激でも痛みやしびれを感じる事が多くなってしまいます。
特に2ヶ所以上同時に傷ついた場合では症状は強くなりやすいです。
坐骨神経は、坐骨を通りお尻の筋肉(梨状筋)を通り、足へ向かう末梢神経のひとつです。
坐骨神経痛の症状
症状は、お尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足の裏、足の指などのしびれや痛さです。
少し気になる程度の軽い痛みから腰を伸ばす事も仰向けに寝る事も出来ないほどの強い痛みまで程度は様々です。
神経が障害される事による症状なので、切り傷や打撲などと痛みの感じ方が異なり、「ビリビリする痛み」「重苦しい痛み」「電気が走るような痛み」、「焼け火箸を差し込まれるような痛み」、「電撃痛」、「冷たい痛み」などで表現される事が多いです。
特定の体勢で症状が強くなる場合もあります。
痛みの場所は坐骨神経が通っている、おしりから下肢にかけて起こり、片肢に症状が出る場合がほとんどですが、両肢にあらわれる事も時々あります。
坐骨神経痛の主な症状
・おしりから下肢にかけて痛みがある
・長い時間立っている事が辛い
・腰を反らすと下肢に痛みやしびれを感じる事がある
・おしりの痛みが強く、座り続ける事が困難
・歩くと下肢に痛みが出るため歩けなくなるが、休むと歩く事が出来る
・体をかがめると痛みが強くなる
このような状態が1つでもある場合は、坐骨神経痛である可能性が疑われます。
また、上記以外にも…
・尿失禁や頻尿など、排尿障害がある
・会陰部がしびれたり、ほてるなどの異常感覚がある
など、しびれや痛みだけでない症状も出ている場合は、重度の腰椎疾患が疑われるので、早めに病院で検査を受けるようにしましょう。
坐骨神経痛の原因
原因としては、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、腫瘍、骨盤内臓疾患、帯状疱疹などがあり、
神経根の圧迫による坐骨神経痛の原因として、椎間板ヘルニアによるもの90%を占めるとする報告もありますが、
高齢化により脊椎の変形疾患である脊柱管狭窄症によるものが増加傾向にあります。
1.腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛
【年代】
腰椎椎間板ヘルニアは、20代が最も多く続いて30~40代、最近では10代の若い人も増えている。
【坐骨神経痛の原因】
腰部の椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たしている軟骨(椎間板)が変性し、組織の一部が飛びだし、椎間板の一部が付近にある神経を圧迫し、腰や足に激しい痛みやしびれなどの坐骨神経痛が起こる。
【痛みの特徴】
・前かがみになると痛みが出やすい
・あぐらや横座り
・中腰で行う動作
・猫背の姿勢
などは腰への負担が大きく、椎間板が飛び出しやすくなり痛みが出る。
2.腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛
【年代】
腰部脊柱管狭窄症は、50歳以上の中高年に多いが、もともと脊柱管が狭い人は30~40代で症状が出る人もいる。
【坐骨神経痛の原因】
背骨にある神経の通り道「脊柱管」が加齢により狭くなる事で神経根や馬尾を圧迫し、坐骨神経痛が引き起こされる。
【痛みの特徴】
・体を後ろに反らせると脊柱管がさらに狭くなり神経などを圧迫する
・高いところのものを取る動作
・腰をひねる動作
・背筋を伸ばす動作
などは痛みが出たり、痛みが強くなるのが特徴。逆に、前かがみになると脊柱管が広がるため、自転車の運転や、靴下を履くなどの動作は比較的楽に行える。
長い時間歩くと症状がひどくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる、「間欠跛行(かんけつはこう)」が典型的な特徴です。
腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症がもっとも多く、坐骨神経痛の症状を引き起こします。
坐骨神経痛に対する運動・ストレッチ・筋肉ほぐし
坐骨神経痛の予防や改善には、運動やストレッチ、筋肉ほぐしが効果的です。1.お尻ほぐし
(股関節の屈曲制限改善、骨盤のゆがみ改善)
①仰向けになると床に触れる、骨盤の骨の出っ張り(PSIS)を探します。
②骨の出っ張りを避けて、その下側にテニスボールが当たるように、テニスボールの上に仰向けで寝ころがります。
②骨の出っ張りを避けて、その下側にテニスボールが当たるように、テニスボールの上に仰向けで寝ころがります。
ボールを当てている側の膝を抱え、股関節の付け根を曲げてお尻をほぐします。
③少しづつテニスボールの位置をずらして、ほぐす場所を変えていきます。
③少しづつテニスボールの位置をずらして、ほぐす場所を変えていきます。
*硬い所を探しながら、ボールの位置を変えてみてください。気持ちいいが基本ですので、痛いとか不快な感じの時は行わないでください。
2.鼠径部ほぐし
(骨盤の後傾制限改善・股関節の伸展、内旋制限改善)
①仰向けになって胸を張り、片足を立てた状態で鼠経靭帯周辺をほぐしていきます。
②手で押した状態で脚をゆっくり外側に倒していきます。
③それを繰り返し行い、大腿部の内側もほぐしていきます。
*鼠径部は、鼠経靭帯の周りが硬くなり股関節を曲げると痛みがでたりするので、ほぐしていくと股関節の
可動域や骨盤のゆがみにも効果的です。
3.ドローイン
(骨盤の安定性改善)
①仰向けになって胸を張り、脚を閉じた状態で膝を曲げます。
②骨盤の骨の出っ張り(ASIS)のやや内側に指をあてておきます。
③息を吐きながら、お腹を凹ませます。お腹がしっかり凹ます事が出来ていたら、指をあてていた箇所が硬くなっていることが確認できます。
④息を吸いながら、お腹を膨らませます。(腹式呼吸)
⑤腹式呼吸がしっかりできる事ができたら、お腹を凹ませた状態で呼吸をします。
*みぞおちを前に出して胸を張るようにして、自然な腰椎の前弯を作ります。お腹を凹ませた状態で呼吸を
するときに、お腹が膨らまないように注意して行ってください。
4.四つん這いストレッチ
(大殿筋・外旋筋群の柔軟性改善・仙腸関節のアライメント改善)
①肩の下に手、股関節の下に膝がくるように四つん這いの姿勢になります。
②股関節を曲げていきお尻を後ろへ動かします。さらにお尻を横に突き出して、外側に張り感を感じたところで、動きを止めて姿勢を維持します。
③四つん這いの姿勢に戻り、①②を繰り返し左右とも行います。
*背中が丸まらないように、おへそを床に近づけるイメージで腰の自然なカーブを保つようにします。
お尻のストレッチ感が無くても仙腸関節の締まりを改善する動きになるので、ストレッチを意識し過ぎなくても大丈夫です。
まとめ
「坐骨神経痛」は、病名ではなくおしりから足にかけて痛みやしびれがある症状のことなんです。
坐骨神経痛を引き起こす原因となる疾患はさまざまです。比較的若い人に多くみられるのは、腰椎と腰椎の間にある椎間板が後方に突出または脱出して、じん帯や神経を圧迫する「腰椎椎間板ヘルニア」です。
一方、比較的高齢者に多くみられるのは、主に加齢に伴って、背骨の後ろの方にある黄色じん帯という部分が厚くなったり、椎間板が突出または脱出したり、骨が変形してとげのような部分ができたりすることによって背骨の中央にある脊柱管が狭くなることで起こる「腰部脊柱管狭窄症」などです。
坐骨神経痛は、軽度のうちなら運動やストレッチ、筋肉をほぐすことによって自分でも予防したり、改善したりすることができます。ただし、強い痛みがあったり、歩きにくいといった状態の場合には、自己流でやると悪化させてしまうことがあるので、かならず専門の方にご指導、ご相談をしてください。
腰椎椎間板ヘルニア
よく「ヘルニア」と言われますが、一度は聞いたことあるのではないでしょうか?
腰に痛みがあって、脚がしびれてしまう症状です。
正式には、腰椎椎間板ヘルニアといいます。
●あなたは、どのようなお悩みがありますか?
・脚の違和感がとれない
・前かがみの状態になると太ももの裏がしびれてくる
・重いものを持つのが怖い
・常にコルセットをしている
・脚がしびれて歩くのがつらい
・痛みで夜も眠れない
・痛み止めの薬が効かない
・ブロック注射をしたが効果がない
・脚に力が入らなくて起き上がるのがつらい
・手術を薦められている
背骨の骨の腰の部分(腰椎)は、5つの椎骨で構成されています。椎骨と椎骨の間にはクッション
の役割をする椎間板があります。その椎間板が老化や激しい運動などが原因でひびが入り、
椎間板内の髄核というゼリー状の組織が一部飛び出して神経を圧迫することを椎間板ヘルニア
といいます。
5つの椎骨で構成されている腰椎の中で第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎と仙骨の間
の2か所が最もヘルニアになりやすい箇所です。
首の部分(頸椎)にも出る症状ですが、ほとんどが腰の部分で起こる腰椎椎間板
ヘルニアになります。
主な症状は、足の痛みやしびれです。足の痛みやしびれはほとんどが片側だけにみられます。
足の痛みやしびれ以外にも腰痛を引き起こす場合も多くあります。腰の痛みは、おじぎをしたり、
椅子に座るなど前かがみの姿勢をとると症状が強まります。
カラダを動かす時だけに限らず、じっと安静にしている時にも痛みがあります。
程度によって、さまざまな部位に症状が出てくるのですが、腰痛から始まりお尻や足にしびれが
起きます。
腰椎椎間板ヘルニアの原因として、遺伝の関係や椎間板の老化、激しい運動、他にも喫煙とも
関係すると言われています。
背骨に負担をかける動作をすることで、腰椎椎間板ヘルニアを発症することもあり、重い物を
持ち上げる、引っ張る、カラダをひねる、長時間の座り仕事などいろいろな負担が原因として
考えられます。
そしてもう一つ、姿勢の問題が大きく関係します。
人間の脊椎はS字を描いていて、土台に骨盤があります。脊椎のバランスは、とてもよくできていて、
脊椎のS字の度合いを変化させたり骨盤の傾きを変化させることによって調整されています。
頸椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎が前弯という弯曲が、カラダをうまく支えているカギになるんです。
その弯曲の崩れが、腰椎椎間板ヘルニアになる原因のひとつです。
上の絵を見て、椎間板ヘルニアになりそうな背骨はどっちだと思いますか?
正解はAの背骨です。
Aのほうが、湾曲が少なくなっていて、「平背」とか「フラットバック」と言われる姿勢です。
最近では、「ストレートネック」と言って、首が真っ直ぐになっていることが問題になることが
多いと思いますが、背骨でも同じ事が問題なんです。
フラットバックは、本来あるゆるやかなS字カーブが消失している状態で、首から腰にかけて
真っ直ぐになってしまった背骨の状態です。
見た目は、背骨がまっすぐで良い姿勢に見えますが、実はカラダに負担をかけているんです。
人間が歩く時に、背骨がS字であることでスプリングの役割をし振動を和らげています。
このカーブがなくなってしまうと、クッションの役割をはたしている椎間板と椎間関節に対する
圧力が高まり、摩耗を早めてしまいます。
その結果、「腰椎椎間板ヘルニア」などの症状を引き起こします。
もし、「腰椎椎間板ヘルニア」でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ちゅ楽では、スポーツ整体・アロマ・リラクゼーション・インディバといろいろな手技で
アプローチできます。
どこに行っても、良くならなかった方は一度ご来店ください!
変形性肘関節症
変形性肘関節症は、長時間の作業やスポーツなどで無理をした時などに
肘関節に痛みが出ます。
肘関節は、3つの関節から成り、
その周りは靭帯や腱などによって支えられています。
関節を形成している骨の先端は、関節軟骨に覆われていて、
その周りは靭帯や腱などによって支えられています。
関節を形成している骨の先端は、関節軟骨に覆われていて、
衝撃を緩和するクッションの役目を果たしているのですが、長い年月で
肘への繰り返される負担によって、その関節軟骨がすり減り、痛みが
でて骨が変成し骨棘ができてしまいます。
変形性肘関節症は、原因がはっきりしていない加齢に伴う一次性の変形性肘関節症と、
何らかの原因で生じる二次性の変形性肘関節症があります。
何らかの原因で生じる二次性の変形性肘関節症があります。
二次性の原因には、骨折や脱臼などの外傷、野球やテニスなどの肘を
酷使するスポーツ、大工仕事などの肉体労働で過度に肘を使用すること
によって発症することが多いのが特徴です。
変形性肘関節症の痛みは、軽い場合もありますが、
変形が進行するにつれて関節の動きが制限され、
肘が完全に伸ばせなくなったり、洗顔や食事に支障が出たりもします。
変形が進行するにつれて関節の動きが制限され、
肘が完全に伸ばせなくなったり、洗顔や食事に支障が出たりもします。
他にも、変形に伴い肘の内側で尺骨(しゃっこつ)神経の圧迫による麻痺がでて、
手の力が入りにくくなったり、小指と薬指にしびれがでたりすることがあります。
手の力が入りにくくなったり、小指と薬指にしびれがでたりすることがあります。
しかし、肘を痛めてしまう人もいますが、まったく痛くない人もいます。
それは、肘だけの問題ではなく、肩甲骨や肩、手首などの状態によって、
肘の負担が大きく変わってくるのです。
腕から手や体幹のバランスが、肘への負担を軽減させてくれるので、
肘だけではなく、特に肩甲骨の柔軟性やアライメントを調整することを
おすすめします。
ちゅ楽では、肘の痛みでお困りの方もご来店いただいています。
一度、ご相談ください。
ぎっくり腰
ぎっくり腰は、不自然な姿勢が続くことや急な動作などでおこる腰痛で
「急性腰痛」や「腰椎捻挫」などとも言われています。
重い荷物を持ち上げた時にギクっ!となるイメージが大きいと思いますが、
それ以外にも、物を拾おうとして前屈みになる、くしゃみをする、
階段を上がるなど、ちょっとした動作で発症することもあります。
さまざまな原因が考えられますが、長時間の立ち仕事や中腰などの不自然
な体勢、姿勢の悪さ、疲労、運動不足、冷え、肥満、体のかたさ、古傷、
ストレスなどがあげられると思います。
その中でも、筋肉疲労や背骨のゆがみや骨盤のゆがみがあることで起こり
やすいとされています。
そこに、前屈やくしゃみのような動作が引き金となって発症するケースが
大半ですが、中にはもともと腰の状態悪く、特に無理な動作をしたわけ
ではないのに急に発症するケースもあります。
しかし、ぎっくり腰が起こる時には、その前から腰の重さやだるさ、
といった前触れがある事が多い気がします。
その腰の重だるさを放置すると、段々と筋肉に無理がかかり疲労し始めます。
疲労して強張った筋肉には「酸素」や「ミネラル類」という筋肉を正常に
働かせる栄養が行き渡らなくなってついに「もうダメだ」と悲鳴を上げるのです。
そうなると、魔女の一突きとも言われるぎっくり腰の
「ギクッ」とか「ズキン」という鋭い痛みになって、
ぎっくり腰ができあがってしまいます。
筋肉に強張りや短縮のない腰の状態からぎっくり腰を起こそうと思うと
そうとう無理をしないと、ぎっくり腰にはなりにくいと思います。
日頃から、カラダのメンテナンスが重要で腰や脚がつらいと思ったら
ケアをしっかり行うことが予防に繋がります。
足のむくみ
足のむくみは血液の循環と深く関わっています。
心臓がポンプのような働きをすることにより、体内に流れる血液は
動脈を通して水分や栄養分を細胞へ供給する役目を果たしています。
それと同時に、細胞内で不要となった水分が、静脈やリンパ管に
戻ってきて再び体内を循環します。
しかし、静脈やリンパ管がスムーズに流れずに、戻ってくるべき水分が
溜まってしまっている状態がむくみです。
それでは、どうして足がむくむのか?
原因は次のことが考えられます。
◎病気やケガからくる病的なもの
◎短時間で治まる一過性のもの
(横になると1~2時間程度で改善する場合は病的なものではなく
一過性のものと考えられます。)
一過性のものは、
・運動不足
・長時間座りっぱなし
・立ちっぱなし塩分の摂りすぎ
・冷え性
・睡眠不足
・ホルモンバランスの乱れ
・リンパの流れ・代謝が悪くなる
などがあります。
その中でも、特に足のむくみの原因になるのはリンパの流れの悪さです。
絶えずゆっくりとした速度で動きながら、身体の中で生成された
老廃物を身体の外に排泄する活動をしています。
しかし、リンパ循環には血液循環のようにポンプの役割をする心臓にあたる
ものがありません。リンパの移動は筋肉や周りの組織が動いた結果、
その循環が促されます。
その為、心臓から最も遠くて、循環が滞りやすい足は、身体の中でも、
むくみやすく、リンパの流れも停滞しがちになります。
足のむくみを解消するためには、筋肉を動かすことが求められるわけ
ですね。
特に女性は、朝履いてたブーツが夕方になるとふくらはぎがむくんで
入らないという方も多くいらっしゃいます。
その理由は、長時間のデスクワークで筋肉を動かさなかったり、日頃の
運動不足が考えられます。
そんなむくみを解消するのに、一番早いのがマッサージだと言われています。
ちゅ楽では、フィトアロマテラピーのコースやオプションのフットをおすすめしています。
足のむくみでお困りの方は、是非一度ご相談ください。
頭痛
片頭痛は、何らかの理由で脳の血管が急激に拡張しておきます。
脳の血管が拡張すると、周囲の三叉(さんさ)神経を刺激し、
刺激で発生する炎症物質がさらに血管を拡張して「片頭痛」を発症します。
日頃から、心身のストレスを抱えていると仕事のない週末などに
ストレスから解放されて、急に血管が拡張したりして片頭痛が
起こりやすくなったりします。
他にも、寝不足や寝過ぎ、女性ホルモンの変動、空腹、身体的疲労・・・etc
いろいろな原因で片頭痛が起きます。
などなんらかの要因で血管が広がり周囲の神経が刺激されて起こる
症状で、頭痛の中では約10%~20%と言われています。
一方、「緊張型頭痛」は、頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張する
ことで起きます。
筋肉の緊張で血流が悪くなった結果、筋肉内に老廃物がたまり、
その周囲の神経が刺激されて起きる痛みです。
「緊張型頭痛」を引き起こす原因は、精神的・身体的ストレスが多く、
パソコンでのデスクワークで長時間同じ姿勢をとり続けている人に
起こりやすい症状です。
緊張型の頭痛は、筋肉をほぐすことがとても有効です。
パソコンの操作やスマホの操作などで、うつむいたり顔を前に突き出したり
といった姿勢が長時間続いてしまうと、肩や首の負担が大きくなります。
筋肉の緊張が、首や頭への血流を妨げてしまうことで頭痛が起きるので
あれば、筋肉の緊張をとりのぞき、筋肉をほぐしていくのが頭痛の
緩和につながります。
また、筋肉の緊張だけではなく、うつ病など心の病気が原因となる
どちらの頭痛も不定期にズキズキとした痛みがはしる為、いったい
どの頭痛なのかは、症状だけではわからないのが現状です。
ちゅ楽では、症状の緩和のためにいろいろなコースをご用意しています。
肩や首の緊張が原因であれば、整体で首の位置の調整をしたりボディリラクゼーション
で筋肉をほぐすことが有効です。
ストレスが原因であれば、アロマのコースで心身ともにリラックスして
いただけます。
他にも、オプションのヘッドケアが効果的です。
他にも、オプションのヘッドケアが効果的です。
頭痛でお悩みの方は、一度お試しください。
肩こり
肩こりは大人ならほとんどの人が経験した事があると思います。
近年では、若い10代でも肩が凝るという症状を訴える方が多くいます。
肩こりは男性では腰痛に次いで2番目に多く、女性では最も多い
症状みたいですよ。「(国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)」
肩こりの原因は、いくつもありますが●姿勢によるものが多い気がします。
デスクワーク等による「長時間での同じ姿勢」「不良姿勢」
「机と椅子のアンバランス」「不良姿勢による長距離運転」など、
“全身を使わず、同じ筋肉のみ使いつづける”結果、
筋肉が疲労をおこし、肩こりの原因として多くあらわれるのです。
その他にも
●精神的な緊張によるもの
緊張する仕事、とても重要なプレゼン、苦手な人との会話など、
精神的なストレスにより、体を緊張させる神経系の働きが優位になり、
首・肩周辺や背中上部の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
一時的な緊張の場合は、肩の力をぬいて脱力することができますが、
連日、精神的な緊張を強いられると力を抜くことができず肩こりが
おこる可能性があります。
●手、腕の疲労によるもの
あまり知られていませんが、肩こりのひどいひとは手や腕の張りが
とても強いです。
頭や首、肩甲骨などのバランスが崩れていて、筋肉の機能低下があり、
その状態でキー操作やマウス操作で使う手や指の動作に負担をかけて
しまうと、肩こりの状態から抜け出せなくなり悪循環になる可能性があります。
●目の疲労によるもの
パソコン作業だけで目を酷使するだけでなく、繰り返しピントを
合わせなくてはならないような細かい作業も焦点を調整する筋肉が
酷使されその機能が低下することがあります。
すると肩こりを起こす筋肉が緊張するように作用することがあり、
肩こりや首の張りを強く可能性があります。
●冷えなどの温度に関するもの
寒い場所にずっと居なくてはならない場合、体には自然と力が入り
毛細血管を収縮させ体温を逃がさないように反応します。
夏に冷房のきいた部屋で過ごす時、また、冷たい風が肩周辺に直撃して
いるといった場合は、自律神経系も乱れてしまい、肩こり悪化に要注意
です。
といった感じでいろいろ原因がありますが、この他にもまだまだ他の
原因で肩こりになっていることも多くあります。
では、肩こりってどこの筋肉が辛くなっているのか?
肩こりの一番辛くなっている筋肉は、首の後ろから肩から背中にかけて
『僧帽筋』と呼ばれている筋肉です。その他にも『肩甲挙筋』『頭・頚
板状筋』・・・etc
これらの筋肉が重さ6~7キロの頭を支えています。
重たい頭を支えたり、腕を動かしたりする際にも筋肉を使いますので、
常に筋肉は緊張しています。
筋肉は緊張したり疲れてくると硬くなります。硬くなると筋肉内を
通っている血管を圧迫して血液の循環が悪くなり筋肉に十分な栄養が
いきわたらず筋肉疲労がどんどん溜まっていきます。
筋肉疲労が溜まることでますます筋肉が硬くなり肩こりになるという訳です。
例えば、
1. デスクワークで長時間同じ姿勢で体に負担をかける、
精神的なストレスで悩まされるなど、体に良くない刺激が入る。
↓↓↓↓↓
2. 自律神経系が乱れ、体を緊張させる交感神経系の働きが優位になる。
↓↓↓↓↓
3. 血管が収縮し、血行が悪くなり筋肉の緊張が強まる。
↓↓↓↓↓
4. 筋肉へ酸素が運ばれず、酸欠状態になってしまう。
↓↓↓↓↓
5. 痛みの物質が産生され、神経が刺激されることで脳へ伝えられ、
不快感や痛みとして感じてしまう。
肩こりのしくみは、こんな感じです。
肩こりでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
ちゅ楽では、整体・アロマ・リラクゼーションといろいろな手技で
アプローチできます。
どこに行っても、良くならなかった方は一度ご来店ください!