整体のお話

猫背について①

久しぶりの投稿になってしまいまいした・・・
なかなか忙しくてブログに手がまわっていませんでしたが、4月からは気持ちを新たにブログ更新も頑張っていきます。
 
お客様の中には、とても姿勢を気にされている方が多いです。
特に、猫背になっていないか心配しているようなので、今回は「猫背」について書いていきます。
 
 
 

1.何故、猫背になってしまうのか?


猫背は、65歳以上の女性の約40%におこっている不良姿勢と言われています。
そして、何故、猫背になってしまうのか?

 
実は、猫背になってしまう理由は明らかになっていないのが現状です!

 
よく、骨粗鬆症や脊椎骨折、椎間板の障害が原因と言われていることが多いですが、猫背の人の約40%のことを言っていて、残りの60%については、いまだに明らかになっていません。
それに、猫背を悪化させる要因もわかっていないのです。

 
しかし、猫背が生活の質を低下させることや、猫背が死亡率を高めることは、いろいろなデータ
で明らかになっているんです。
 

 
それでは、残り60%の原因はなんでしょうか?


 
猫背になってしまう要因の一つは、「背筋」の筋力低下があげられます。

 
猫背になってしまうということは、胸椎の後弯が強まり(背骨が後ろに湾曲する)腰椎の前弯が後弯してきてフラットバック(腰の骨が通常は前に湾曲しているのが、真っ直ぐになる)になっている状態です。
背筋の筋力低下は、胸椎の後弯が増強し、腰椎の前弯が減少することから、猫背の原因が 背筋の筋力低下だと考えられます。

 
加齢に伴い筋力が低下するのは、誰でも起こりえることだと思います。特に脚の筋力低下が大きいと言われていますが、実際は背筋力の低下が大きいというエビデンスが多く存在します。
 
性別に関係なく、手の筋力(握力)、脚の筋力(膝を伸ばす力)の低下よりも明らかに背筋力が低下することが明らかになっています。


 
ということは、加齢に伴う背筋力の低下が猫背の要因になっていることが考えられます。
 


 

2.背筋力の低下は、背中の脂肪が原因?!

 
高齢になると筋力は低下する。
 
これは誰でも想像できる老化現象のひとつです。
筋力は、25歳~30歳をピークとして以降減少していきます。トレーニングの仕方や量によってもぜんぜん変わってきますが、50歳代からは急激に筋力低下が進みます。
 
加齢にともなって減少してしまうのは、筋肉量だけではなく筋肉の質も関係しているんです。
 
 
筋肉の質というのは、「筋肉に含まれる脂肪の量」で決まります。
これは、赤身のような脂肪が少ない筋肉は質が高く、霜降りのような脂肪が多い筋肉は質が低いということです。


 
 
・赤身→脂肪が少ない→筋の質が高い
 
・霜降り→脂肪が多い→筋の質が低い

 
 
加齢により筋肉の脂肪含量は増えて、筋肉の質の低下が生じ、筋力が低下します。
筋力の低下が高齢者の身体機能の低下に繋がっていくということなんです。 
 
 
ある論文結果によると
 
・全ての体幹筋において若者より高齢者に筋肉の質の低下が認められた(なんとなく想像できますが・・・)
 
・また男性より女性のほうが筋の質が低下していた(これも想像できます・・・)
 
・筋の質が低下しやすい筋は、腹直筋と脊柱起立筋であった(ふむふむ・・・)
 
 

まとめ

猫背の原因は、まだはっきりとはわかっていませんが、背筋力の低下が原因のひとつであり、
筋力低下には、筋肉の質が関与しているということです。
背筋をトレーニングすることによって、背筋力を維持し、猫背を予防・改善に繋がります。
そして、脂肪を溜めすぎないということも大事ですからね。
 
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まだまだ、猫背についてはいろいろあるので、次回に書きたいと思います。
 

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