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腕の機能
今回は、腕の機能についてです。
腕が辛いのに、肩や背中、肩甲骨をほぐしていくのには
理由があります。
お客様の中には、「腕だけほぐしてくれればいいのよ」
なんて言う方もいますが・・・
手~腕の動作は、大きく分けて2通りあります。
1つは、表層の筋肉を過度に緊張させて、腕を動かすやり方です。
これは肩甲骨周辺や背中が固定され、体幹はまったく動かないで、
上腕から手が動くような感じです。
五十肩などの症状を持つ人は、おそらくこのように腕を動かして
いるのではないでしょうか。
また、パソコン作業が多い方は、腕だけが動いて胴体部分が
まったく動かないことが多いように思います。
もう1つは、関節が安定しながらもしなやかに動くことです。
動き方で、背骨~肋骨~胸骨~鎖骨~肩甲骨などが連動して、
体幹から外に向って動きが拡がっていく感じです。
この動きこそが、本来の腕の動きになります。
それでは、手~腕~肩の構造を簡単に書きます。
運動学などの分野では下肢を骨盤帯と呼ぶのと同様に、
上肢は肩甲帯と呼んでいます。
それは腕の機能には肩甲骨と鎖骨および、それに関与する筋肉が
欠かせないからです。
肩甲帯は、手の骨+前腕の骨+上腕骨+肩甲骨+鎖骨で
構成されています。
上腕骨は肩関節で肩甲骨と鎖骨に連絡し、
鎖骨が胸骨に連絡(胸鎖関節)しています。
肩甲帯と胴体との連結はこの胸鎖関節だけなので、
背中側の肩甲骨は関節としての連結はなく、
胸郭の表面を滑るように動き、手を上げるなどの動作が可能です。
つまり腕を動かすということは、
手+前腕+上腕+肩甲骨+鎖骨の肩甲帯を動かすということなのです。
そこで、この肩甲帯がしなやかに動くためには、
肩の周囲の筋肉が過度に緊張せず、動きが制限されないことが
腕を動かすことにとってとても重要になってきます。
ちょっと難しい話になってしまいましたが、
腕の機能は、腕だけではなく肩甲骨や背骨、鎖骨、肋骨と周辺の
筋肉が大事というお話でした。
今度は、周辺の筋肉のことも書いていきますね。