スタッフブログ
骨盤を立てる
みなさん、雪は大丈夫でした?
かなり、スゴイ大雪でしたね。
昨日の帰りに、雪に埋もれている車を発見しました。
今日は、朝から家の前を雪かきして、それから出勤!
お店の前の道も雪かきをして、朝からかなりの肉体労働でした。
みなさん、くれぐれも転ばないように気を付けてください。
今日は、
「骨盤を立てる」とは、どういうこと?
を書いていきます。
お客様を施術していて、「骨盤を立ててください。」
とアドバイスする時に、骨盤を立てる??
という疑問がでてしまいます。
確かに、「骨盤を立てる」という言い方は、
解剖学的運動学的な表現方法ではありません。
「骨盤を立てる」とは、
骨盤が前傾も後傾もしていない(前後に倒れない)状態で、
まっすぐになった状態のことです。
その状態をつくるのが、坐骨結節(お尻の下の骨)を意識して
床に突き刺すように座り、背骨を上に引っ張ることなのです。
背骨を上に引っ張るということが、とても大事なんです。
「骨盤を立てる」理由は、
その状態がハムストリングス(太ももの裏)の筋肉をしっかり
伸ばし、機能が発揮できます。骨盤の後傾があると腰への負担が
大きくなるので、腰を守るためには必要です。
骨盤が後傾して腰を丸めて座った状態は、腰椎が後弯した状態
なのです。
ハムストリングスは、坐骨結節から膝下の内側や外側についています。
骨盤を後傾した状態では、坐骨結節も前方にでてしまう為、
その状態ではハムストリングスの機能がうまくできないのです。
ハムストリングの筋肉のことを書いていますが、大腰筋や腸腰筋
などの最も重要な筋肉もあるので、それはまた今度書きますね。
「骨盤を立てる」ことで、腰椎に生理的前弯ができます。
骨盤を後傾して腰椎を後弯させると、椎間板の内圧が髙くなり、
腰痛が起こりやすく、腰椎ヘルニアの方は、この状態が多いです。
こういう理由で「骨盤を立てる」のは重要というわけです。
座っている時に、坐骨と背骨を上に引っ張るということを
意識して座ってみてください。