スタッフブログ

【春分の日】彼(か)の岸(きし)へ生まれることを願う日

暖かい3連休となりました昨日は春分の日でしたね。


春分の日が何か。
知らない方も多いようなので、今回はまじめな話を。

春分の日は、
太陽が真東から昇り、真西に沈む日です。
昼と夜の時間がほぼ同じ長さになる事から
大きな節目とされる日でもあります。

春分の日とは今ではあまり、
耳にすることがなくなった
1年間の季節を24個に分割してとらえる
24節気のうちの春分の入りの日です。

春分の日は
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。
この祝日は昭和23年に制定され、それ以前は「春季皇霊祭」という祝日でした。
歴代の天皇、皇后の霊を慰めるもので、これが国民の祝日とされていたそうです。

これは仏教で、西のかなたにあると考えられている
「西方浄土」(彼の岸)と交わる日であること。
古来からの豊作を祝う太陽信仰の名残に
仏教の彼岸会が重なり、
先祖供養のために
お墓参りが盛んになったためと言われています。

調べてみると、
とても宗教的な意味合いの強い日であったことがうかがえます。

今ではこうした知識も
知らなくても生きていけますし、
お墓参りといった習慣も
確実に現代人の生活から遠ざかっています。

時代にそぐわなくなった習慣や慣習は
廃れていくのは当然の摂理とは思いますが
今の私たちの生活が
こうした文化を大事にしてきたご先祖様
があってこそ
ということをいつまでも忘れないようにしたいと
考えてしまった春分の日でした。





過去の記事

全て見る