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頭の位置

頭ってけっこう重いんですよ。
 
人の頭部の重さは成人で体重比で約10%だと
言われています。
体重50キロの人の頭部の重さは約5キロぐらいです。
 
頭が後方に倒れていると脳が判断した時に、後ろに倒れない
ように、カラダの前面の筋肉を緊張させ、後ろにいき
過ぎないように真っ直ぐの位置へ頭をおこします。
逆に前方に倒れていると、カラダの後面の筋肉が緊張し、
前に倒れないように、カラダが反応しています。
 
 
おおげさではありますが・・・下の写真は、
DSC_0187.jpg
頭が重心より後ろにあって、脳はカラダの前面
の筋肉(腹筋等)を緊張させて、頭を重心に近づけ安定
させようとします。

 
DSC_0186.jpg
反対に頭が前方にあると脳は、後面の筋肉(背筋等)
を緊張させて、バランスをとります。
 
 
頭の位置を安定させるために、カラダは可動域の多い、
背骨や股関節を使ってバランスをとっていますが、
その代償運動で骨盤が傾きズレがでてしまいます。
 
 
前面の筋肉が緊張し、背中は丸まると、腹筋が骨盤の前を
引っ張り上げ、骨盤が後傾しやすくなります。
 
後面の筋肉が緊張すれば、腰の骨(腰椎)が反り返り
骨盤の後ろを引っ張りあげるので、骨盤が前傾
しやすくなります。
 
実際は、頭部の動きは前後、左右、回旋とが組み合わさって
いますので、バランスをとるにも複雑です。
仕事などで長時間のパソコン作業や日常生活のクセなどで、
正しい頭の位置が崩れて生活していると、カラダ全体の
バランスが崩れ、筋肉や関節に負担をかけているかもしれません。
 
もちろん頭部だけが原因ではなく、
カラダ全体のバランスが大事ということですね。
 
 

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