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子供の腰痛
今回は子供のスポーツに伴う腰痛についてです。
国民の約80%程度の人は、生涯に一度は腰痛になると言われるほど、
たくさんの人が体験する痛みです。
腰痛の原因としてよく耳にするのが、ギックリ腰・椎間板ヘルニア
・脊椎すべり症・外傷(打撲・筋挫傷・靭帯損傷など)…etc、
その他に内臓疾患による関連痛や心因性など原因は様々です。
腰の痛みで、病院を受診しても明らかな原因の出ない人などもいます。
最近では、この腰痛が若年者(中学生~高校生など)で
スポーツ(部活動)を行っている人によく見られる気がします。
20~30代で腰痛を感じ始めたばかりの人も、昔スポーツ(部活動)
をしていた人が多いという印象があります。
僕も昔は、スポーツをしていて腰痛になったことがあります。
その時は、腰痛があるのは腰の筋肉が弱いせいで、
努力が足りないからだ!もっと筋トレで腰を鍛えろ!
筋肉を丈夫にしろ!などと監督やコーチなど周囲の人から
言われていたと思います・・・(T_T)
果たして、それでいいのでしょうか?
腰の痛みの原因は骨変形や神経圧迫などの問題がなければ、
腰周囲の筋肉の問題が考えられるのではないでしょうか?
腰痛を訴える多くの子供は腰周囲筋の柔軟性は低下し筋硬化を
起こしています。
腰と同じように股関節の柔軟性も大事で、他の関節(特に股関節)
の動きに問題があり、身体動作の代償を腰がしている為、
腰の負担が増している事が多いですね。
毎日、一生懸命練習に打ち込んでいる選手であれば、
練習量は多く、身体への負担も、日々大きなものです。
同じ動作の繰り返しで、同じ筋肉への負担や身体のクセが
腰痛のになっているのではないでしょうか?
僕も含め、これからの監督やコーチ、運動指導に関わる方々が、
きちんとした知識や指導をしていくことが、
子供たちの腰痛を防ぐことになっていくと感じました・・・