スタッフブログ
巻き込み肩
今回は肩こりの原因のひとつ「巻き込み肩」についてです。
前肩というより肩甲骨が開きすぎて前に巻き込んでいる状態です。
近年、スマホやタブレット普及で画面を見るために頭を下げて
背中を丸めた姿勢でいる方が多くいます。
その姿勢でいると、心筋の動きが限られ十分な呼吸ができない。
それから、肋骨も適切に動かせなくなるので肺と心臓が完全な
状態で機能できなくなると言われています。
この姿勢の状態が、「巻き込み肩」です。
パソコン使用時間が長くなるのと比例し、筋肉量が少ない女性に
特に多い気がします。
どうして、巻き込み肩になるの?
●長時間、座り仕事が多い。
●パソコンやスマホなど、身体の前で作業する時間が長い。
●体幹の筋力が弱い。
●肩甲骨周辺の筋バランスの崩れ。
●肩甲骨の正しい位置をカラダが認識していない。
巻き込み肩によるカラダへの影響は?
●首や肩の可動域が狭くなる。
●首や肩の痛みや凝りの原因になる。
●頭が前に出やすい。
●ストレートネックになりやすい。
●胸郭出口症候群の原因になる。
●猫背になりやすい。
●呼吸が浅くなる。
この中で特に気になるのが、呼吸です。
お客様で呼吸が浅くなっている人が多い印象があり、
浅い呼吸だと酸素の供給量が減ります。
人間の細胞は酸素の供給無しでは死んでしまいます。
それほど重要な酸素の供給ですから、免疫疾患、循環障害など
様々な障害や病気の原因になるかもしれません。
深い呼吸をすることは、胸郭が十分に膨らまないといけませんので、
肋骨が十分に動くことが大事です。「巻き込み肩」だと肋骨の動きが
不十分になってしまい、浅い呼吸になってしまいます。
「巻き込み肩」は、いろんなところに影響を及ぼすので、
なるべくそうならないように、気をつけていきましょう!