アロマのお話
精油の紹介☆山椒
山椒と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは、やっぱり鰻でしょうか。
爽やかな香りとピリッとした辛味が鰻とよく合いますよね。
私も大好きです。
実際、山椒の精油の香りを嗅いでいただくと、鰻を連想する方が多いです。
爽やかな香りとピリッとした辛味が鰻とよく合いますよね。
私も大好きです。
実際、山椒の精油の香りを嗅いでいただくと、鰻を連想する方が多いです。
これには理由があります。
香りの情報は嗅神経を通して大脳辺縁系に伝わります。
この大脳辺縁系にある海馬が記憶を司っているので、
香りと記憶は結びつきやすいのです。
特定の“匂いが”それにまつわる記憶を呼び覚ます現象を
マルセル・プルーストの著作“失われた時を求めて”から『プルースト効果』と呼んだりします。
気になった方は、読んでみて下さいね。
では、山椒の精油の香りはどんな感じかと言いますと、
山椒はミカン科の植物なんだなぁということが実感できる柑橘系の香りがします。
甘ったるい感じではなく爽やかなミカンの香り。
そしてあとから、スパイシーな香りがやって来ます。
「山椒は小粒でピリリと辛い」のたとえのように、
柑橘系の香りの奥にピリリとした香りがあります。
山椒はミカン科の落葉落葉低木で、2~3mの大きさになります。
爽やかな香りの若葉から、辛味のある未成熟な青い実から、
熟した外皮と、食べる時期も使い方もいろいろな山椒ですが、
精油を採るのは、熟した外皮の部分です。
山椒に限らず、ミカン科の植物の精油は果皮から採られることが多いです。
(中には、葉や花から抽出するものもあります。)
山椒の果皮をよーく見てみると、小さくブツブツとしているのがわかります。
みかんやレモンなども同じように皮の表面がブツブツしてます。
柑橘類の皮の特徴ですね。
このブツブツの中から精油を抽出します。
山椒の一粒一粒は小さいものですが、作りはミカンと同じなのが面白いですね。
とてもパワフルな香りなので、
アロマトリートメントに使用する時もスパイス的にピリッと効かせて使います。
少量でも、血流を良くし痛みを和らげ、リラックスさせてくれる効果が望めます。
“ハジカミ”の名で古事記にも登場するくらい古来から日本人に馴染みのある山椒。
この力強い香りが病みつきになるお客さまもいらっしゃるほどクセになる香りです。
ちゅ楽のアロマトリートメントで是非お試しください。
【山椒】
科・属: ミカン科サンショウ(サンショウ 山椒)属
学名: Zanthoxylum piperitum
抽出部位: 果皮
抽出方法: 水蒸気蒸留法
原産国: 日本
採集: 育成林
主な芳香成分: リモネン、酢酸ゲラニル、シトラネラール、ミルセン