月別 アーカイブ
最近のエントリー
HOME > 整体のお話 > アーカイブ > 体について: 2019年4月
整体のお話 体について: 2019年4月
猫背について②
最近は、ブログの更新やら調べもの等で、パソコンの前に張り付いていることが多く、長時間パソコンに向かった後にカラダを伸ばすと気持ちいいです。そう思うと長時間の座り姿勢が腰に与える影響は、相当に大きいのではないかと思います。
そこで、今回は座る姿勢が猫背などの影響を及ぼすのか?ということを書いていきます。
長時間、座って仕事をしている方は読んでみてください。
1.人のカラダは椅子に座るようにはできていません!
人が直立二足歩行するようになったのは、約700万年前と考えられています。しかし、人類がどのような経緯で直立二足歩行になったのかは、いろいろな諸説があります。
かつては気候の寒冷化が伴って、氷や雪の上を歩くためにやむなく立ったとか、体重が重くなり過ぎたから、草原で敵を早く発見するために立つようになった、あるいは立つ方が日射を受ける面が少なくなるので、「日射病回避説」など、とにかくいろいろな説があります。
前足を歩行に使わないこと、道具を造ったり物を運んだりできるようになるので、道具の使用と関係があるのではないか。
女性は子育て、男性が手で食糧を運んでくるという家族社会の成立と関係するという説もあります。
女性は子育て、男性が手で食糧を運んでくるという家族社会の成立と関係するという説もあります。
いずれにせよ、直立二足歩行によって「手」を自由に使え、今の洗練された歩行様式がデザインされてきました。
私たちは、生存のためにカラダを効率的に動かす方向に進化してきたのです。
しかし、現代の私たちは、進化の過程で得た自分のカラダに適合しない環境で生活しています。
デスクワークのお仕事は、1日の約10時間を椅子に座って過ごすことが多いと聞きます。
特にパソコンの急激な発展により、椅子に座る時間は急速に増えていることでしょう。
特にパソコンの急激な発展により、椅子に座る時間は急速に増えていることでしょう。
では、私たちが椅子に座る習慣はいつから始まったのでしょうか?
人は、平安時代から椅子を使い始めたそうです。
明治時代に入り、学校や役場で広く用いられるようになったと記録されています。
そうなると、日本人が椅子の生活を始めてからまだ150年しか経っていないんです。
明治時代に入り、学校や役場で広く用いられるようになったと記録されています。
そうなると、日本人が椅子の生活を始めてからまだ150年しか経っていないんです。
人は、700万年という長い期間、二足歩行で歩くことに特化して進化して適応してきたわけですから、椅子に座る習慣なんてわずか150年です。
そう考えると、人が椅子に座るようになったのは極めて最近のことで、私たちのカラダは椅子に座ることに適応していないのかもしれません。
2.前かがみの姿勢が猫背になってしまう
前回のブログでも書きましたが、猫背の原因の約4割は骨粗鬆症や椎間板の変性などで、残りの6割には背筋力の筋力低下や背筋の脂肪などが関係しています。
人は、長時間の座っている姿勢を維持するために綺麗な直立姿勢と前かがみ姿勢を使い分けながら、筋肉が固まってしまわないように、座りながらも動いています。
綺麗な直立姿勢で背筋を使ってシャキッとした姿勢でいると背筋が疲れてきて、背中を丸くして背もたれに寄りかかってしまうと思います。
それが長時間、前かがみの姿勢になっていると脊椎や靭帯への負担が増すとともに、背筋を全く使わなくなり、背筋力の低下に繋がっていくことになると考えられます。
座る仕事(長時間のデスクワーク)
↓↓↓
綺麗な姿勢(背筋を使っている)
↓↓↓
前かがみの姿勢になる(疲れてくるので背筋を使わない)
↓↓↓
背筋力の低下(生理的弯曲の減少)
↓↓↓
猫背になりやすい
前かがみの姿勢は、脊柱への負担が大きいことは、いろいろな研究でわかっています。
そして、背筋の中でも脊柱起立筋(背骨の両脇の筋肉)は、前かがみの座っている姿勢になると顕著に筋活動が低下します。
脊柱起立筋は姿勢保持筋で歩行や起立時に大きく活動しますが、長時間の前かがみの座る姿勢では活動することが失われるため、不使用に伴う筋委縮などが起こります。
脊柱起立筋は姿勢保持筋で歩行や起立時に大きく活動しますが、長時間の前かがみの座る姿勢では活動することが失われるため、不使用に伴う筋委縮などが起こります。
そして、前かがみの座る姿勢が長時間続くと腰椎の柔軟性が低下してしまいます。
そのことについては、次回ブログで詳しく書いていきますね。
3.まとめ
人のカラダは、進化の過程で立って動くようにデザインされている気がします。
座ることには、まだ対応できていないかもしれません。
座ることには、まだ対応できていないかもしれません。
特に、前かがみの座った姿勢は、脊椎や椎間板への負担が大きく、背筋の筋力を低下させ腰椎の可動性を損なわせる可能性があります。
長時間の前かがみの座り姿勢は、猫背の原因のひとつだと考えます。
猫背や姿勢のことで、お悩みの方は是非ご来店ください。
もちろん、肩こり腰痛、脚の悩み・・・etc
なんでもご相談ください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
(ちゅ楽) 2019年4月 5日 16:09
猫背について①
久しぶりの投稿になってしまいまいした・・・
なかなか忙しくてブログに手がまわっていませんでしたが、4月からは気持ちを新たにブログ更新も頑張っていきます。
お客様の中には、とても姿勢を気にされている方が多いです。
特に、猫背になっていないか心配しているようなので、今回は「猫背」について書いていきます。
1.何故、猫背になってしまうのか?
猫背は、65歳以上の女性の約40%におこっている不良姿勢と言われています。
そして、何故、猫背になってしまうのか?
実は、猫背になってしまう理由は明らかになっていないのが現状です!
よく、骨粗鬆症や脊椎骨折、椎間板の障害が原因と言われていることが多いですが、猫背の人の約40%のことを言っていて、残りの60%については、いまだに明らかになっていません。
それに、猫背を悪化させる要因もわかっていないのです。
しかし、猫背が生活の質を低下させることや、猫背が死亡率を高めることは、いろいろなデータ
で明らかになっているんです。
それでは、残り60%の原因はなんでしょうか?
猫背になってしまう要因の一つは、「背筋」の筋力低下があげられます。
猫背になってしまうということは、胸椎の後弯が強まり(背骨が後ろに湾曲する)腰椎の前弯が後弯してきてフラットバック(腰の骨が通常は前に湾曲しているのが、真っ直ぐになる)になっている状態です。
背筋の筋力低下は、胸椎の後弯が増強し、腰椎の前弯が減少することから、猫背の原因が 背筋の筋力低下だと考えられます。
背筋の筋力低下は、胸椎の後弯が増強し、腰椎の前弯が減少することから、猫背の原因が 背筋の筋力低下だと考えられます。
加齢に伴い筋力が低下するのは、誰でも起こりえることだと思います。特に脚の筋力低下が大きいと言われていますが、実際は背筋力の低下が大きいというエビデンスが多く存在します。
性別に関係なく、手の筋力(握力)、脚の筋力(膝を伸ばす力)の低下よりも明らかに背筋力が低下することが明らかになっています。
ということは、加齢に伴う背筋力の低下が猫背の要因になっていることが考えられます。
2.背筋力の低下は、背中の脂肪が原因?!
高齢になると筋力は低下する。
これは誰でも想像できる老化現象のひとつです。
筋力は、25歳~30歳をピークとして以降減少していきます。トレーニングの仕方や量によってもぜんぜん変わってきますが、50歳代からは急激に筋力低下が進みます。
加齢にともなって減少してしまうのは、筋肉量だけではなく筋肉の質も関係しているんです。
筋肉の質というのは、「筋肉に含まれる脂肪の量」で決まります。
これは、赤身のような脂肪が少ない筋肉は質が高く、霜降りのような脂肪が多い筋肉は質が低いということです。
・赤身→脂肪が少ない→筋の質が高い
・霜降り→脂肪が多い→筋の質が低い
加齢により筋肉の脂肪含量は増えて、筋肉の質の低下が生じ、筋力が低下します。
筋力の低下が高齢者の身体機能の低下に繋がっていくということなんです。
ある論文結果によると
・全ての体幹筋において若者より高齢者に筋肉の質の低下が認められた(なんとなく想像できますが・・・)
・また男性より女性のほうが筋の質が低下していた(これも想像できます・・・)
・筋の質が低下しやすい筋は、腹直筋と脊柱起立筋であった(ふむふむ・・・)
まとめ
猫背の原因は、まだはっきりとはわかっていませんが、背筋力の低下が原因のひとつであり、
筋力低下には、筋肉の質が関与しているということです。
背筋をトレーニングすることによって、背筋力を維持し、猫背を予防・改善に繋がります。
そして、脂肪を溜めすぎないということも大事ですからね。
ちゅ楽では、今月コンディショニングケア(整体+ほぐし)のコースがキャンペーン価格でお受けになることができます。
猫背が気になる方や猫背を予防したい方は、是非この機会にお受けください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
まだまだ、猫背についてはいろいろあるので、次回に書きたいと思います。
(ちゅ楽) 2019年4月 2日 18:11
1