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整体のお話 2019年5月
猫背について③
今回も猫背についてです。
そろそろ飽きてきた方もいるかもしれませんが・・・
懲りずに猫背について書いていきます。
1. 猫背は腰の柔軟性が大事
猫背は、胸椎(肩甲骨の間にある背骨)の後弯から始まって、背中が丸まってくるのですが、
しばらくの間は腰椎(腰の部分の背骨)の前弯を強めることで、胸椎の代償をおこなっています。
しかし、加齢に伴い腰椎の柔軟性がなくなり、前弯が減少し真っ直ぐになってくると、
胸椎の後弯を代償することが難しくなります。
すると、カラダがどんどん前に曲がり始め、猫背が悪化してくるということです。
・腰椎の前弯は、男女とも加齢とともに減少する。
・腰椎前弯の減少は、40歳代から始まる。男性は40歳代での減少が大きく、女性は徐々に減少していく。
・屈曲可動域(腰を前に曲げる)の減少は、40歳代以降から始まり、特に男性の可動域減少は大きい。
・伸展可動域(腰を後ろに反らす)の減少は、20歳代から始まり、特に女性の可動域減少は大きい。
という研究結果があります。
そのことから、腰椎の前弯は腰椎の伸展可動域と大きく関係しています。腰を大きく後ろに反らすには、
腰椎の前弯を増強させる必要があります。
逆を言えば、腰椎の前弯が減少していると腰を大きく後ろに反らすことができないので、
前かがみ姿勢になりやすいということに繋がっていきます。
猫背の進行を防ぐには、腰椎の前弯が減少しないようにする必要があります。
そこで大事なのが、腰を後ろに反らすということを維持することです。
40歳代から腰椎の前弯が減少することを考えると、20~30歳代から腰を後ろに反らすということを意識することで、
腰椎の前弯を維持できるかもしれません。それが、将来的に猫背を予防することに繋がるということです。
2.猫背と肩の関係
猫背の方で、肩の痛みや腕が上げづらいと訴えることは、とても多くいらっしゃいます。
腕を上げるには、肩関節と肩甲骨がバランスよく動くことが必要になります。しかし、猫背の場合には、
肩甲骨の動きが大きな問題になってくるのです。
肩甲骨は、腕を上げる時にいくつかの方向に動いています。
ここでは、詳しくは書きませんがまたの機会に「肩甲上腕リズム」で書きたいと思います。
ためしに、肩甲骨をしっかり押さえた状態で腕を上げる動作をしてみてください。
腕が上がりずらいことがわかると思います。腕をしっかり上げるためには、肩甲骨の動きが大切なんです。
猫背の場合、肩甲骨の動きの減少が大きいことは、いろいろな研究でわかっています。肩甲骨の動きが妨げられ、
腕がスムーズに上げられなくなり、それを無理やり上げようと筋肉で頑張ってしまう、すると肩の痛みや炎症で、
もっと腕が上がりにくくなるといった悪循環になってしまうという悪いループにはまってしまいます。
もっと腕が上がりにくくなるといった悪循環になってしまうという悪いループにはまってしまいます。
肩の痛みでお困りの方は、肩や肩甲骨の柔軟性を保つと同時に、肩甲骨動きに関する筋力を維持することと、
自分の姿勢が悪くなっていないか、猫背になっていないか確認してもいいかもしれませんよ。
3. まとめ
猫背にならないためには、腰の柔軟性がとても大事なんです。腰椎の前弯を維持することが猫背の予防に繋がります。
そして、腰椎の前弯の維持は、腰痛の予防にも大きな効果があります。
そして、腰椎の前弯の維持は、腰痛の予防にも大きな効果があります。
デスクワークで猫背になっていると思ったら、立ってカラダを伸ばしましょう!
そして、少しだけ腰を反らせて伸びをしてみるといいかもしれませんね。
そして、少しだけ腰を反らせて伸びをしてみるといいかもしれませんね。
肩こりや肩の痛みでも、猫背は大きく関係しています。猫背になってしまうことで、肩甲骨の動きに制限がでてしまい、
腕が上がりにくくなり、肩の痛みに繋がっていきます。
腕が上がりにくくなり、肩の痛みに繋がっていきます。
腰痛や肩こりの原因は、猫背のような悪い姿勢に問題があるのかもしれませんね。
猫背が筋力低下や背筋の脂肪が原因について興味があればこちらもどうぞ→猫背について①
猫背が椅子に座る姿勢や前かがみの姿勢が原因について興味があればこちらもどうぞ→猫背について②
猫背や姿勢のことで、お悩みの方は是非ご来店ください。
もちろん、肩こり腰痛、脚の悩み・・・etc
なんでもご相談ください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
青葉台で整体をお探しの方は、お気軽にご連絡ください。
(ちゅ楽) 2019年5月10日 15:18
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