月別 アーカイブ

HOME > スタッフブログ > アーカイブ > 院長 佐久眞ブログ: 2019年6月

スタッフブログ 院長 佐久眞ブログ: 2019年6月

ダイエットが続かないのは睡眠が原因かも?!

今日も暑いです。まだ6月ですよ!
 
7月、8月が怖いです・・・
 
前回に続いて、ダイエットのお話です。ご興味あれば読んでください。
 
 
「ダイエットが続きません…」「あんまり食べていないのに痩せない・・・」
 
 
 
ダイエットをしようと思っていても、ついつい食べ過ぎてしまったり、間食をしてしまうことがありますよね。
 
そうなると、自分はダイエットが続かない意思の弱い人間なんだ・・・
 
と否定的な考えになってしまいます。
 
しかし、それは「意志が弱い」ということなのでしょうか?
 
 
ダイエットが続かない理由は他にもあるんです。
 
 
 
それが「睡眠不足」です。
 
 
 

1.睡眠不足は体重を増やす?

 
最新の睡眠医学の報告では、睡眠不足が食欲の増進や体重の増加に寄与するという科学的根拠(エビデンス)が示されているのです。
 
効果的にダイエットをする為には、睡眠がとても大切だと言われています。米コロンビア大学の研究チームが、
 
睡眠時間と体重の関係を調査した結果によると、平均睡眠時間が7〜9時間の人に比べ、4時間以下の人で73%・5時間で50%・6時間で23%、
 
肥満率が増えるということが分かりました。
 
その理由として、睡眠不足になると脳の報酬系である扁桃体〜視床下部の活性を強めることがわかっていて、
 
 
「もっと食べたい」という欲求は、脳の報酬系の活性化が関与し、報酬系が活性化すると視床下部にある摂食中枢を刺激し、
 
食欲が増進することが研究報告されています。
 
 
つまり、
 
睡眠不足
 
 ↓
 
脳の報酬系の活性化
 
 ↓
 
食欲の増進
 
 ↓
 
1日のエネルギー摂取量の増加
 
 ↓
 
体重増加
 
となります。
 
また、ストレスホルモンとも呼ばれる「コチゾール」が増加すると、基礎代謝が低下すると言われています。
 
コチゾールは睡眠中に分泌が抑制されるので、起きている時間が長いと太りやすい身体になります。
 
そして、脂肪燃焼や筋肉の成長を促す作用のある「成長ホルモン」は、深い睡眠状態の時に分泌されるので、
 
睡眠不足ではダイエットをする上では非効率となってしまうと言われています。
 
 
 

2.睡眠時間を確保して、質の良い睡眠を心がけましょう!

 
・睡眠時間は7時間以上を目指そう
米コロンビア大学の研究結果から見ても、睡眠時間が7時間未満になると肥満率が上がってしまうので、
 
7時間以上の睡眠時間を確保するようにしましょう。
 
 
・寝るタイミングはベストな時間を選ぼう
ホルモンの分泌や疲労の回復は、22時~2時のあいだに睡眠をとることによって高まるといわれています。
 
その時間帯が、いわば睡眠にとってベストな時間帯です。
 
 
・眠る3時間前までに食事は済ませる
食後すぐに眠ってしまうと、胃腸がフルに働いている状態なので、睡眠の質が下がってしまいます。
 
出来れば夕食から寝るまでは3時間程空け、胃腸の動きが落ち着いてから眠りにつくのが理想的だとされています。
 
・寝る前はブルーライトの光を浴びない
なかなか難しいのですが、睡眠の質を悪くするので、寝る前のスマホ・パソコン・テレビは控えるようにするのがオススメです。
 
 
運動や食事制限をしているのに、なかなか痩せない…という方は、睡眠不足が関係している可能性があるかもしれません。
 
質の良い睡眠をしっかり取って、ダイエットに役立てましょう!
 

意思が弱いのではなく、寝不足が原因かもしれませんよ。


この記事を書いた人

    
 沖縄生まれ沖縄育ち、
カラダがツラい時に頼れる存在です。
     佐久眞 正己
 Sakuma Masami

1

« 院長 佐久眞ブログ: 2019年5月 | メインページ | アーカイブ | 院長 佐久眞ブログ: 2020年3月 »