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アロマのお話 アロマ豆知識: 2013年4月

桜吹雪と癒し

なんと桜は380種もあるそうで、名所と言われる所へ出掛けなくても、
そこここで桜色の世界を楽しむことができますね。
ちゅ楽の窓からは、はらはらと桜が舞い降りる様を見ることができます。
ここから桜の樹を見ることをできませんが、はらりはらりと舞い降りる花びらも風情があって素敵です。
先日の春の嵐、そして週末の嵐。
今は、芽吹き始めた銀杏の若葉が目に眩しいです。

満開の桜色も、はらりと舞い降りてくる花びらも、癒しの力があるように思います。
桜の花びらの落下スピードは、雪の降る速度とほぼ同じとか。
降りはじめの雪がはらりはらりと落ちてくる様と似てますね。

実際、桜の香りには癒しの力があります。
桜の香り???
満開の桜がむせるように香っていた…、なんて記憶は見当たりませんよね。
桜にも花の香りがあるようですが、とても弱い香りなのだそうです。
私たちが、桜の香りと言われて思い浮かべるのは、
桜餅に巻かれている葉っぱの方であったり、
桜ご飯や桜湯に使われる塩漬けのお花のほうであったりですよね。

あの独特の香りの主体はクマリン(C9H6O2)という成分なのだそうです。
通常の花や葉の中では糖と結合した「配糖体」という状態で存在するため、
実は美しく咲いている生の桜の花からはあの香りはしないのだそうですよ。
それが「塩漬け」にされると糖が分離してクマリンが生成され甘い香りを放つ状態に。
桜のあの独特の香りにどことなくホッとする感じがするのは、
主成分であるクマリンにリラックス効果を引き出す作用があるからなのです。
それだけはなく他にも様々な効能があるようです。
去痰や咳止め作用、血圧低下作用や二日酔い予防作用も期待できるようです。
二日酔いの予防に桜湯、なんて利用法も桜を楽しめていいかも、ですね(^^;)。

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