HOME > アロマのお話 > アーカイブ > 2013年9月

アロマのお話 2013年9月

和精油の人気NO1! 匂辛夷「ニオイコブシ」

先日、和精油の取引をさせて頂いている
yuicaさんから「ニオイコブシ」の精油についての
メールを頂いたので、ご紹介したいと思います。



飛騨高山のyuicaの森は、
この時期から一気に秋の装いとなり、
動植物も人々も長い冬の準備に備えます。
 
特に落葉樹のクロモジ、ニオイコブシ、ミズメザクラは、
5月からほんの数か月の間に、
目一杯の太陽を浴び、
エネルギーを貯め込んできました。

本格的な落葉シーズンを迎える前に
抽出しているこれらの精油は、
まさに、今が精油パワー全開です。
 

そこで、今月は、
毎年春一番に花を咲かせる
「ニオイコブシ」を紹介させていただきます。


kobushi.jpg


モクレン科モクレン属
抽出部位:野生種枝葉部
採取地:飛騨高山
抽出方法:水蒸気蒸留法



date.jpg

<オキサイド類>
1.8シネオール…27%

<アルデヒド類>
ゲラニアール…19%
ネラール…14%

<モノテルペン炭化水素>
パラシメン…9%
β‐ピネン…6%など

<フェノール類>
アネトール…1%

<ケトン類>
カンファー…1%
(名古屋大学調べ)


(余談 byちゅ楽)
精油の成分分析は
物理の勉強みたいで・・・
なんじゃこりゃ!!

ってなりますが、
理屈が分かると、意外と楽しいものです。
こんな成分が入っているから
こんな効果もあるんだな。

ってな感じで
理解が深まるんですよ。


(原文に戻ります・・・)
成分はオキサイド系の1、8シネオールや、
アルデヒド系のゲラニアールとネラールが主成分で、
甘いレモンのような香りが特長です。

そして、その成分から、ニオイコブシの精油は、
人の集中力を高め、気分を高揚させる力がある事が分かります。
ただし、大量に使うのは控えた方が良く、
皮膚刺激性に注意してください。


(余談 byちゅ楽)
1.8シネオールは、
ユーカリの精油に
入っていることも有名ですね。
炎症や痛みを和らげる作用が
ある言われています。


ゲラにオールは、
ローズ・ローズゼラニウムなどの精油に
含まれています。
抗菌・抗不安・皮膚弾力回復などの作用が
あると言われています。




tabushiba.jpg

ニオイコブシは別名タムシバと呼ばれ、
タムシバは噛む柴(カムシバ)が訛ったもので、
昔からその葉を噛んで元気になっていた木です。
日本薬局方に記載される生薬の「辛夷(しんい)」で、
耳鼻咽喉の漢方として有名です。


<主な機能>
抗炎症と免疫力を高める働きで呼吸器の不快症状を緩和
→風邪、咽頭炎、鼻炎、咳、痰

鎮痛、抗炎症で、こわばりや痛みを緩和
→肩こり、筋肉痛、神経痛、関節痛、頭痛、月経痛

鎮静しつつ強壮します
→神経疲労、低血圧

うっ滞を除去し、循環を促進
→冷え、むくみ、疲れ

抗菌、抗ウイルス、抗真菌の働きで感染の予防

気持ちが疲れたとき 精神的な疲労を緩和し、バランスを図る
→ストレス、落ち込み、疲労感、無気力、不安定



とても分かりやすく「ニオイコブシ」の
お話を書いて下さったので
記事にさせて頂きました。

読んで頂けたら嬉しいですlovely

そんなyuicaさんの代表稲本さん。
何度かお会いする機会がありましたが
とても、パワフルな方です。

一目お会いすると
こちらも元気を頂きます!

最近では、テレビでもお目にかかるようになりましたね。
yuicaさんの精油も百貨店やトヨタレクサスのイベントなど
多岐にわたって活躍をされています。

稲本さんが新聞に掲載された記事が
添付されていましたので良かったら
読んでみて下さいね。

(携帯&スマートフォンだと見にくいかもしれません・・・)




CCI20130926.jpg

1

« 2013年8月 | メインページ | アーカイブ | 2013年12月 »